1. 機械式時計は約3年に1回の分解掃除 (オーバーホール)、クォーツ時計は3年〜4年に1回分解掃除 (オーバーホール)をお薦めいたします。
2. オーバーホールの一般的な目安は3〜4年に一度ですが、毎日着用されていたり水気に触れる場面が多かったりと使用状況によっては早いサイクルでのオーバーホールが必要となるケースもあります。
3. その他ご不明点、違和感、お気づきの点がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。
お買上げ後、1年間の保証期間内に、正常なご使用状態で自然故障など不具合が生じた場合は、 下記の保証規定により無料で修理・調整いたします。
本保証書は再発行いたしませんので、大切に保管しておいて下さい。
保証の対象となる修理・調整は、時計と本保証書をご持参ご提示の上、ご依頼下さい。
・正常に使用した状態で止まった場合
・正常に使用した状態で針が取れたりズレた場合
・基準値以上に時計が進んだり遅れた場合
・巻芯抜け及び巻芯からリューズが緩んだ場合
・ケース、裏蓋、リューズ、チューブ、風防、ブレスレット、革ベルト等の外装部分の修理及び交換
・ゼンマイ切れ、巻芯折れなど金属疲労によるムーブメント内の部品欠損
・誤ったご使用や不注意による故障または破損
・紛失および盗難
・水入り、落下、事故が原因の故障と破損
・火災・水害・地震などの自然災害が原因となる故障や損傷
・使用したことで生じる外観(ケース・ガラス・文字盤・針・バンド等)の変化
・磁気帯びや素材の腐食により発生した故障や破損
・外装パーツ修理後の同一箇所の再破損、同一症状の再発(外装パーツに関しては、修理をしても保証外になります)。
・購入時に発行した保証書記載のご名義人様以外(譲り受けたなど)の方からの修理のご依頼の場合
・購入時に発行した保証書の紛失などでご提示いただけない場合、ただしご連絡いただいた際に、お客様のフルネームと登録の電話番号や住所等をお尋ねいたしますので、お答えいただければ受付は可能です。
・購入時に発行した保証書記載の字句などが不当に書き換えられていた場合
・弊社の技師の診断により、保証外と判断した場合
・弊社の技師の診断により、品質また機能上および視覚的に問題が無い(許容範囲内)と判断した場合
故障内容、使用期間によって異なる場合もございますので、不具合がございましたら、お気軽にご相談下さい。ただし原則として、返品はお受けしておりません。
1. 本商品は時代を超えて受け継がれてきたヴィンテージウォッチです。構造上デリケートな部分もございます。末永くご愛用いただけますよう、お取り扱いにはご注意ください。
2. ヴィンテージ時計の特性上、日差±30~100秒程度の精度誤差が生じる場合がございます。
3. ベルト・風防・ゼンマイ・巻き芯など一部パーツに、当時の純正部品ではない代替パーツを使用している場合がございます。
・製造当時と異なり、経年によるケースの劣化等により現在の防水性能は保証されません。
・防水検査を行っている場合でも、水濡れによる浸水・曇り等は保証対象外となります。
・手洗いや雨天時など、水滴がかからないようご注意ください。
・時計は精密機械です。落下、ぶつける、激しい運動、バイク・自転車乗車時の衝撃や振動などが原因で、内部パーツが破損する恐れがあります。
・特に薄型ケースの一部のモデルは構造上繊細であり、力が加わることで裏蓋やベゼルが外れやすくなっています。
・磁気を帯びると、時計の遅れ・進みに影響を及ぼします。
・携帯電話・PC・テレビ・スピーカー・バッグの磁石・ワイヤレスイヤホン等、磁気のあるものには近づけないようご注意ください。
《手巻き時計の場合》
・1日1回、リューズをゆっくりと「巻き止まり」まで巻いてください。
・巻き止まり以上巻いてしまうと故障の原因になります。
《自動巻き時計の場合》
・ご使用前に10〜15回リューズをゆっくり巻いてください。
・なおムーブメントの機種によっては、ゼンマイを巻き上げるローターが小さいので、5〜15回で不十分な場合は30回を目安にリューズをゆっくり巻いてください。
・リューズでの巻き上げは、あくまでも補助機能としてお考え下さい。
・ローターと呼ばれるパーツが回転または半回転し、腕につけながらゼンマイを巻き上げてくれる時計です。手巻き時計と違い巻き止まりがありません。
・一部モデルではカレンダーの早送りが可能ですが、午後8時〜午前4時の間は操作しないでください。
・この時間帯はカレンダー機構が噛み合っており、無理な操作で破損の原因となります。
・早送りする場合は以下の手順で操作して下さい。
① リューズ操作で針を6時に合わせる
② 合わせたい日付、曜日に早送りする
③ リューズを元の状態に戻す
※ 湿気、埃、ゴミの侵入を防ぐため、必ずリューズを元の状態に戻してください。
《オシドリネジタイプの巻き芯について》
・巻き芯とは、リューズに付属する鉄製の棒状パーツで、時刻やカレンダーの調整に使用されます。
・巻き芯が抜けないように内部で固定しているパーツが「オシドリ」です。
・弊社が扱う年代の時計は、オシドリをネジで固定するタイプが多く見られます。
・リューズを引いて操作するたびに、巻き芯やオシドリネジ等も内部で動作します。
・オシドリネジの構造上、緩む方向へ回転するためリューズの出し引きを繰り返すことで巻き芯が抜ける可能性があります。
・弊社ではメンテナンス時にリューズ(巻き芯)を出し引きし、抜けないか確認、必要に応じて調整を行っておりますが、上記の構造上の理由により完全には防げない場合がございます。
・リューズ(巻き芯)が抜けた際は湿気・埃侵入防止のため、ビニール袋などに密封していただき、弊社へお持ち込みまたはご配送ください。
《ジョイント巻き芯について》
・一部ブランドでは、ケース本体と裏ブタが一体化したワンピースケース構造の時計モデルがあります。
・この構造は、防水性の向上とケースの薄型化を目的として製造当時設計されたと考えられます。
・メンテナンス時には、ムーブメントを取り出すために巻き芯(リューズに付いた鉄の棒)を外す必要があります。
・通常のケース(裏蓋あり)の場合は、裏蓋を開けて巻き芯を外し、ムーブメントを取り出します。
・ワンピースケースの場合は裏蓋が無いため、文字盤側から風防またはベゼルを外してムーブメントを取り出します。しかし、文字盤側から巻き芯を外す操作ができないため、一定以上の力で引くと分離する「ジョイント式巻き芯」が使用されています。
・この構造上、時刻やカレンダー合わせ時にリューズを強く引くと抜ける可能性があります。
・リューズ(巻き芯)が抜けた際は湿気・埃侵入防止のため、ビニール袋などに密封していただき、弊社へお持ち込みまたはご配送ください。
・一部ブランドの薄型時計は、ムーブメントが極めて薄く設計されています。
・そのため、ケース全体も一般的な時計と比べて非常に薄くなっています。
・ベゼルや裏蓋も薄いため、衝撃や力に弱く、外れやすい傾向があります。
・弊社でメンテナンスされた時計は検品時に確認をしておりますが、ベルトの装着時や、日常生活中の予期せぬ振動や衝撃でベゼルや裏蓋が外れることがあります。
・時計の装着前や使用中は取り扱いに注意してください。
・外れてしまった場合は、文字盤やムーブメントが傷つかないように保護したうえで、弊社へお持ち込みまたはご配送ください。
・詳しくは薄型時計についてのコラムをご確認ください。
・一部の時計は、裏蓋やブレスレット部分がネジやピンで固定されています。
・腕時計は着用中に常に振動や衝撃を受けるため、緩みが発生する可能性があります。
・メンテナンス時には、専用の微弱な接着剤を使用してネジやピンの緩みを防止していますが、日常生活での振動や衝撃等でネジやピンが緩み、外れてしまうことがある点をご理解ください。 (強力な接着剤は後のメンテナンス時に外せなくなるため使用していません)
・時計の装着前や使用中に違和感がある場合は、緩みがないかご確認ください。
・外れてしまった場合は、弊社にお持ち込みまたはご配送ください。
・リューズの抜けや部品の外れなどが生じた場合、文字盤やムーブメントに損傷が及ばぬよう、保護のうえ弊社までお持ち込み・ご配送ください。
・不具合が発生した際も、商品の性質上、すべてのケースにおいて無償修理・交換をお約束するものではありません。ご理解のほどお願い申し上げます。
・その他ご不明な点がございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。