無事に会期終了いたしました。沢山のご来店ありがとうございました。
12月と言う特別な季節に江口洋品店・江口時計店の吉祥寺のショップにて開催するイベント
#パリにおいでよ - Beautiful Paris Antique

アトリエニノンの水野谷さんからご紹介を頂き、仲良くなった常徳さん。
美の本場フランスで培った審美眼には出会った時から私は魅了され、沢山の話をしました。
彼がフランスを拠点に営む JOTOK / 常徳堂 との初のイベントとなります。
#パリにおいでよ と言うキーワードを是非instagramで検索してみて下さい。その美しさに魅了される事でしょう。
そんな彼が今回のイベントの為に用意してくれた珠玉のフレンチアンティークは2種類。
- Old Baccarat オールドバカラ -
"フランスでは18世紀初中頃から末にかけて、クリスタルガラスの製造が普及し初めました。中でもバカラやサンルイといったいくつかのメゾンは各国の王朝の庇護を受けたこともあり、卓越した技術と美しさを兼ね備えた伝説的なメゾンとなりました。
クリスタルとは、主に鉛成分を多分に含んだガラスのことを指します。そもそもクリスタルガラスは、ガラスの透明度を高めるため、強度を高めるため、そしてカットやグラビュールなどの装飾を施すために生まれました。古いクリスタルガラスには、同じモデルでもひとつひとつが異なり、うねりや気泡といった、現代のモノにはない独特の味わい深さがあります。
バカラの創業は1764年、フランス王ルイ15世の時代に遡ります。元々は王室の食卓を彩るために作られ、クリスタルの製造が始まったのは1816年。以来、現在に至るまで高級グラスの代名詞となっています。
一般的にオールドバカラと呼ばれるものは1936年以前のモノを指します。現在のバカラは全て底面に刻印が施されていますが、1936年以前のモノは洗えば落ちる紙のシールしか貼られていなかっため、基本的には刻印がありません。そのため、バカラかどうか見分けるには、当時のカタログを頼りにするしかないのですが、オールドバカラやサンルイのクリスタルは、現在のそれよりも鉛の含有量が多いため、弾くと独特の高い響きが特徴的なので真贋を判断する材料になります。
そして、オールドバカラと一口に言っても様々なモデルが存在します。アシッドエッチングを施した装飾的なモノから、箔を押したピカピカのもの、カットを駆使したキラキラのモノ、あるいは装飾的要素を排除したプレーンなモノまで幅広く存在し、グラスの形状も脚付きの泡用、ぶどう酒用、水用グラスからウイスキーグラスまでと、数え出したら枚挙に暇がありません。
今回は、どちらかというとシンプルなモノで装飾要素の低いモノをチョイスし、展示販売致します。"
- Eloi エロア -
1920年、フランスの刃物産地として有名なノジェン村にて、シャルル・ルイ・エロア・ペルネによって設立されたエロア社。1925年にパリで開催されたアール・デコ万博でエロアのコインナイフはグランプリを受賞し、エロアはMOF(国家最優秀職人章)となります。
今回ご紹介するコインナイフシリーズは、19世紀に実際に流通していた銀貨に特殊な加工を施し、職人の繊細な技術によって作られたモノ。フォールディングナイフや爪研ぎ、ハサミ、レターオープナーやマネークリップは、当時の上流改装の紳士を魅了し、エルメスやダンヒル、ルイ・ヴィトン、デュポンからも特別な別注品が生まれました。

合計200点以上となる今回のイベントの見ごたえは、皆様に容易に伝わる事でしょう。
ピカソの愛したアブサンも今回の様な素敵なグラスに注がれて飲まれていた事でしょう。
男性にはエロアを是非見て頂きたい。
ギフトとしても、自分へのご褒美としても、心躍るコレクションです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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Event Infomation
2018年12月8日(土曜日)~12月16日(日曜日)
江口洋品店・江口時計店 店内にて
※最終日16日の日曜日は17時まで(店舗は通常通り19時まで)
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JOTOK / 常徳堂
Taku Jotoku / 常徳 拓
フランス・パリを拠点に「美術市場のエキスパート」として培った専門的な知識と確かな経験のもと、美術品やアンティーク、現代アートに至るまで、アートマーケットにおける幅広いサービスを提供。代表の常徳拓は、国立パリ・ピカソ美術館、フォンテーヌブロー宮殿において専任講師を務める。美を追求する為にパリに渡り培った美術品マーケットに対する知識と審美眼は彼の扱うアンティークから伺い知る事が出来る。