日本においても世界においても重要な役割を担っている2つの時計技術の学校取材を終えて、取材陣を初め、社内でも話し合った事は「技術は一日にしてならず」と言う事。

取材記事
Watch Repair School 01 近江時計眼鏡宝飾専門学校
Watch Repair School 02 ヒコ・みづのジュエリーカレッジ大阪
先人達が築き上げて下さった学びの環境や、それを学びたいと思う若い人達。
当然時計が売れなければ、時計を使いたいと思う人が居なければ、そもそも修理や製造と言う物自体が無くなっていくのだけれど、私達から見ていると、時計と言うアイテムには美しさ、難しさ、歴史と言う何故か惹かれるストーリーが沢山ある事からも、若い世代の方々を初め、大人になって初めて時計に触れる方は後を絶たないだろう。

着古したら捨てる、ワンシーズンだけ着る。とかではなく、時計はきちんと修理をしながら使い続ける事で、親から子、人から人へ長い間受け継がれながら使う事が出来るプロダクトだからだ。
自分達の担っている責任は勿論の事、技術を学びたいと思っている若い世代の人達に何が出来るのかをより考えて、沢山の人の役に立てたら嬉しいなと改めて思う事の出来た取材でした。

取材後に当店の技術者がヒコみづ・ジュエリーカレッジ大阪校に講習に伺わせていただきました。

普段から業務で行っている作業方法や考え方を共有しました。

私たちの思いは、「時計の価値を守り、未来へ受け継いでいく」こと。
大切な思い出や記憶という価値、製造当時の背景や流行を反映した歴史的な価値、製造数が限られたモデルや著名ブランドによる名機の希少価値など、、、、、人によって価値は様々だと思います。
上手くいかないことも多く悩みは尽きませんが、その価値を保全できる様に日々努力を忘れずに、先人たちが築き上げてきた技術や知見を学び続けることが大切だと考えております。

最後になりますが、まだまだ環境整備もカリキュラムも未完成な弊社ですが、きちんと時計を直したいと言う思いで日々の時計修理業務に取り組んでおります。
見学希望の方や、企業同士の交流も行っておりますので、ご興味のある方はお問合せ頂ければ幸いです。

技術者様・企業様お問合せ先→info@eguchi-store.jp