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後編 - 広田雅将の時計談話 Vol.1 / L'ECHOPPE コンセプター 金子恵治氏

時計専門誌「クロノス」日本版の編集長である広田雅将氏による時計談話。記念すべき第1回目のゲストは、セレクトショップ、L’ECHOPPE のコンセプターである金子恵治氏。

「IWCってオールデンみたいな存在なんですよ。」

広田さん(以下H) 初めての方はご存じないと思うので、時計のデザインのお約束みたいなものをお話しますね。
時計にはベルトを止めるラグっていう部分とガラスを止めるベゼルという枠の部分、時間を見る為のインデックスと言うパーツがあるのですが、スポーティーであればあるほど太く、太いと時計全体の印象がスポーティーに見えるんですよ。逆にこれが細いとフォーマルで、ドレッシーに見えるんですよね。
だから同じように見えるIWCでも、あえて手巻きのしょぼくれたやつを付けると、ただ物じゃない、なんなんだって事になるんですよ。

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江口(以下E) 本当にそうですね。それで言うとケースサイズもそれに当たると思います。なんか30mm位の小さい方が、洗練された雰囲気だったり、ドレスウォッチ感が出るので、そういうのあるなと思いながら。
でもスポーツウォッチは僕自身35mm派で、金子さんがおっしゃったように、本来の見やすさって言う機能を損なわないサイズが重要みたいな。どっちがいいのかっていうのは結構ありますよね。

金子さん(以下K) ファッションで、何かコーディネートを考えるとき、足し算と引き算を凄い考えるんですけど。
気持ちいいのって、全体がプラマイゼロになった時だと思うんです。
今日もヴィンテージのジーンズですけど、これが結構古くて汚いので、そこに白いシャツを持ってきて、プラマイゼロ。
革靴を履いて、じゃあ、白い靴下履いてとか。
バランスを考えて、1日気持ちよく過ごしている時は、なんとなくちゃんと全体でプラマイゼロになった時だなと思っていて。
時計とレザーの関係性も、やっぱりこの微妙なデザインと色のバランスみたいな所も凄く大事じゃないかなと思いました。
そんな事も意識して、色を選んだり、ステッチの感じを選んだりしましたね。

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H IWCは、本当昔のアメリカの革靴なので。是非オールデンとか合わせて使って欲しいです。
いや~良かった。なんか僕昔からこの時計好きだから、日の目を見るのが嬉しいです(笑)

K 対談、凄く面白かったです。有難う御座いました。

E お二人共お忙しい中有難う御座いました。

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前編 - 広田雅将の時計談話 Vol.1 / L'ECHOPPE コンセプター 金子恵治氏
中編 - 広田雅将の時計談話 Vol.1 / L'ECHOPPE コンセプター 金子恵治氏
後編 - 広田雅将の時計談話 Vol.1 / L'ECHOPPE コンセプター 金子恵治氏