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Service Guide Update / Chronograph Repair / クロノグラフオーバーホールのキャンセル料について

2019/11/27
いつも江口洋品店・江口時計店をご利用頂き、誠に有難う御座います。

Service guide update / Chronograph Repair

その内容は、
クロノグラフムーブメントのオーバーホール依頼の際に、施工を前提にお見積りをお出しした後、お客様都合にてキャンセルになった場合には、キャンセル料¥5,000が発生すると言う新たな取り決めとなります。

何故、この様な規約を追加したのか。
疑問に思われる方も多いと思いますので、ご説明させて頂きます。

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理由は機械構造による物です。

営業開始から考えると、バルジュー72、キャリバー11、ETA7750を始めとするストップウォッチ機能を有する機械式クロノグラフの修理をさせて頂く機会が増え、忙しくさせて頂いている修理部門。

元々クロノグラフのオーバーホール価格は、高い印象があると思いますが、それはパーツ数の量の多さによる所と、不具合調整の多さによる物が大部分を占めています。

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ベースとなる時計機能を支える手巻き、又は自動巻きムーブメントに加え、同じかそれ以上のパーツ数を有するストップウォッチ機能を支えるモジュール。つまりは時計二本分に相当するパーツチェックが必要になります。

裏蓋を開いた時に見える美しいパーツ群がストップウォッチ機能を支える部分なのですが、時計が動いていない場合、その原因は時計機能側である事が多く、クロノグラフパーツを外さなければ、原因の特定が出来ないと言う状況になります。

外したパーツを戻す為には、時計一本分の作業量が必要になる訳です。

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分解しなければ分からない不具合や交換パーツなど、オーバーホール基本料金以外に掛かるものがどの位の金額になるのか、判明していない状態での受付になる場合もあり、お客様にはご不安な点も多いと思います。

今後とも、ヴィンテージクロノグラフの美しい機械を、きちんと修理できる環境作りに努めて行くと共に、愛好家の皆様のお役に立てる様に最善を尽くして参りますので、ご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。

※お客様都合によるキャンセルに限りの適用であり、パーツ入手が出来ずにキャンセルと成った場合など、弊社都合でのキャンセルに関してはキャンセル料は発生致しません。
※手巻きムーブメント、自動巻きムーブメント、クオーツムーブメントに関しては今まで通りお見積り後のキャンセル料などは掛かりません。