5月のRepair Fairの際にご依頼頂いた修理依頼を一つ。 ロレックス デイデイト Ref.1803 Cal.1556 18KWG 60s Rolex Day-date White Gold 初期症状:風防破損、カレンダー不良、針変形 落下による破損、不具合 お預かりの時点で、ガラスの割れとカレンダー不良、針の変形が確認出来る状態であった為、微調整も含めたオーバーホール依頼でした。 写真は修理完了後の物 注油・組み上げ完了後 60年代の名作シリーズですね。外装も機械もとても美しいモデルです。 ブレスレットもプレジデントブレスと言う名称で呼ばれ、ラグジュアリーウォッチとして当時のクラス感を体感出来ますし、フルスペルのデイトに関しては、英語は勿論の事、日本語、中国語、スペイン語、アラビア語など、数々の言語が存在し、何ともコレクター心を擽るシリーズです。「DAY-DATE」と言うバーの入った表記もレアポイントの一つです。 機械に話を移せば、キャリバー1555から改良を加えられたキャリバー1556は、ロレックス最上位時計らしい26石の自動巻きムーブメント。ヴィンテージロレックスファンには悩ましいパーツ価格の高騰が悩ましい部分であるが、純正パーツ(Used・NOS共に)は勿論、精度の高いスイス製ジェネリックパーツも豊富に存在し、メンテナンス性の高いムーブメントです。 不具合の起きやすい部分としては、12時側のデイト表記ディスクの不具合が起き易い時計ですが、微調整を加える事で、不具合の修正も可能です。 洗浄前のムーブメント 組み上げ後のムーブメントに比べ、色が曇っているのがお分かり頂けるでしょうか。 修理内容 オーバーホール+パーツ交換(ガラス+チューブ)+針曲がり修正 ¥33,300(Fair 10%off) + パーツ¥8,000(ジェネリック) = ¥41,300 + TAX 大変お困りでしたので、お役に立てて非常に良かったです。ご利用ありがとうございました。