[パテックフィリップ/Patek Philippe]。ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースのお手本として現在でも特筆した存在感を放つ[Calatrava/カラトラバ]を生み出したその功績。マニファクチュールであり続けるブランドの姿勢は、多くの時計ファンの憧れです。
今回は、パテックフィリップの角型モデルの中でも中心的存在といえる、名作キャリバーを搭載したモデル、Ref.2554-1のご紹介です。アールデコの精神を色濃く映し出したローズゴールドケースは、優美なフォルムを描きながら、ペンシルハンドやバーインデックスと調和し、落ち着きのある上品な表情を演出。12時のアラビア数字も洒脱な印象です。さらに、1960年代までに見られる希少なエナメル象嵌(象眼)など、ヴィンテージならではの味わい深いディテールも健在です。シンプルでありながら、纏うオーラは格別。また、センターセコンドモデルに比べて流通数の少ないスモールセコンド仕様である点も、特筆すべき魅力と言えるでしょう。
ムーブメントは、パテックフィリップの中でも名作と称される手巻きキャリバー9-90を搭載。腕時計の歴史において、古くからケースの主流は丸型でしたが、1930年代になるとアールデコの影響を受けた芸術的なデザインが台頭し、角型や変形ケースのモデルが次々と登場します。それに伴い、角型ケースに適したムーブメントの開発が求められるようになりますが、輪列配置など構造上の制約から、その製作は各メーカーにとって容易なものではありませんでした。そうした中、1934年に誕生したキャリバー9-90は、精度の高さと安定性を兼ね備えた完成度の高いムーブメントとして注目を集めます。以降、実に33年間に渡り製造が続けられ、角型時計の最高峰としてその名を刻む傑作となりました。
レザーブレスには、パテック純正のクロコダイルレザーのブラックをセッティング。さらに、希少なローズゴールド製のパテック純正尾錠も付属しています。さらに、今回の個体には純正ボックスに加えて、1973年5月21日と記載された保証書も付属しております。記載の日付が比較的遅い点から、前オーナーの手に渡るまで長らく保管されていた個体と推測されます。アールデコ期の独特な空気を纏い、伝統的でありながら究極のエレガンスを湛えた至極の一本です。是非、店頭にてご覧ください。
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