廃盤メンズモデル
1839年、スイス・ジュネーブにて創業した[Patek Philippe/パテック フィリップ]。ドレスウォッチの最高峰として名高く、ラウンドケースの代表作[Calatrava/カラトラバ]を世に送り出したことで知られています。その功績は今も時計界において確固たる地位を築いており、自社一貫生産を貫く姿勢は、多くの時計愛好家にとって永遠の憧れとなっています。
今回は、パテックフィリップが展開したパーペチュアルカレンダーモデル、Ref.3945/001のご紹介です。名作Ref.3940のブレスレット仕様モデルとして1985年から1998年まで製造された、今では希少な一本です。ステップドケースが生み出す優美なフォルムに、ドレッシーな雰囲気を漂わせる洗練されたデザインが魅力。6時位置には日付とムーンフェイズ、3時位置に閏年と月、9時位置に曜日と24時間表示を配し、卓越した技術力を随所に感じさせる構成となっています。
ムーブメントは、自動巻きキャリバー240Qを搭載。高級時計製造の聖地・ジュネーブにおける厳格な検査基準をクリアし、[Geneva Seal/ジュネーブ・シール]の認定を受けています。ベースとなるキャリバー240は、1977年に誕生した世界初の実用的な22Kマイクロローター搭載自動巻きムーブメントの名機であり、そこにパーペチュアルカレンダー機構を融合させたのがこのキャリバー240Qです。
ブレスレットには、中世の鎖かたびらをルーツとする希少なイエローゴールド製ミラネーゼブレスをセッティング。細やかに編み込まれた繊細な作りによって、しなやかで肌なじみの良い着け心地を実現しています。今回の個体は、メーカー純正ボックス、ギャランティー、冊子などがフルセットで揃っており、大切に扱われてきたことがうかがえるコンディションです。
静かに、そしてさりげなく腕元を格上げするエレガンスと存在感を備えた至高の逸品です。是非、店頭にてご覧ください。
特殊な機構となる為、ご購入後は全てメーカーへ直接ご依頼頂きますが、簡易作業にてご対応できることに関しましては、ご遠慮なくお申し付けください。