廃盤メンズモデル
[Audemars Piguet/オーデマピゲ]は1875年創立の歴史ある高級時計ブランドです。精確さはもちろんのこと信頼性も高く、製作から販売まで自社で行う数少ないマニュファクチュール。独創的で複雑な時計を得意とし、19世紀に行われたパリ万博などで成功を収め、世界三大高級時計メーカーの一つと数えられてきました。
今回は、シンプルでありながら、独特な存在感を感じさせるイエローゴールド製ラウンドケースモデルのご紹介です。ベゼル部分に[Clous de Paris/クルドパリ]と呼ばれる模様装飾が施されたラウンドケースに、綺麗なゴールドダイヤルと墨入れされた繊細な造形のペンシルハンドとバーインデックスが、ドレスウォッチらしく、華やかさを感じさせてくれるデザイン。特筆すべき点は、薄いケースでありながらスクリューバックであることで、当時の製造精度の高さを感じさせてくれます。
ムーブメントは、手巻きキャリバー2003を搭載。1953年に名門ジャガールクルトが開発したキャリバー803をベースに、ヴァシュロンではキャリバー1003としても活躍し、その薄さは厚さ1.64mmと当時の世界最薄を誇りました。全メーカーのムーブメントを見ても、最高級だと言える存在です。
レザーブレスには、オーデマピゲ純正のスエードレザーのブラックをセッティング。当時のオリジナルの証でもある、AW社の刻印がある貴重なイエローゴールド製の純正尾錠、純正のクロコダイルレザーベルトも付属しています。さらには純正ボックスやアフターサービスケース、2022年12月に行われたメーカー修理明細書も付属し、大切に扱われていたことが伺えます。
大きさ32mmと小ぶりなモデルなので、男女問わずご着用いただけるサイズです。最小限のシンプルなフェイスに、エレガントなスタイルを実現させた素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。