廃盤メンズモデル

1904年、当時のファッションリーダーとして知られるブラジル人飛行家のアルベルト・サントス＝デュモンが、三代目当主のルイ・ジョゼ・カルティエに「飛行機の操縦中に時間を見るのが困難だ」と相談したことがきっかけで製作された「サントス」。懐中時計のように取り出す必要がないという実用性の高さが画期的で、世界初の腕時計となりました。

今回は、そんな歴史的背景のあるモデルの系譜である、サントスガルベLM・Ref.2961のご紹介です。それまでクラシカルな印象だったサントスに、スポーティーなテイストを調和させた魅力的なモデルです。カルティエ伝統のホワイトローマンダイヤルに、職人の手によって焼き入れされたブルースチールハンド、サファイヤカボションリューズ等が引き立つ美しいデザイン。シンプルでありながらも華やかさを感じさせる、伝統の宝飾技術を生かしたカルティエらしい一本です。

ムーブメントは、70年後期から80年代前半に掛けて生産されていた、デイト付き自動巻きキャリバー2671。卓越した精度と耐久性を持ち、メンテナンス性にも優れたムーブメントです。

ブレスレットには、通称「ラブブレスレット/Love Bracelet」に、貴重なカルティエロゴ入リ初期型シングルバックルをセッティング。近代的なラグジュアリースポーツの様な装いで、デイリーからフォーマルまで幅広く使える素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。内部チェックは済んでおりますが、機械精度が良いためオーバーホールは行っておりません。ご希望のお客様にはオーバーホール後のお渡しも可能です（無料施工）。