「パテックフィリップ/Patek Philippe」ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースのお手本として現在でも特筆した存在感を持ち続けている「Ref.96 / クンロク」を生み出したその功績とマニファクチュールであり続けるブランドの姿勢が時計ファンの憧れです。今回ご紹介させて頂ける事となった「Big Calatrava / ビッグカラトラバ」。発売当時の〇〇mmケースよりもかなり大ぶりな〇〇mmケースのこちらのRef.570は、発売当時のスモールセコンドモデルからセンターセコンド専用ムーブメントである、キャリバー27SCを搭載し、シンプルなスタイルに変貌を遂げ、約30年と言う長い製造期間の最終年にあたる1969年に製造された最終年製造の一本です。日本国内での流通量が少ない事は勿論、ケースの状態、ムーブメントの状態を見る限り、ノンポリッシュコンディションであり、デッドストックではありませんが、磨きの痕跡も見られず、傷も少なく、使用感を感じない角の立ったコンディション。ホワイトゴールドの希少性、フラットベゼル、アルファハンド、砲弾型インデックスが究極のシンプルに独自性を演出してくれています。付属品もこの個体が如何に大切にされていたかを表すが如く、18KWG製純正バックル、パテック純正クロコダイルレザーベルト、バネ棒も純正であり、アーカイブが取得される以前を含め最終取得された〇〇年以降も観賞用として保管されていた事を確信できる素晴らしいコンディション。素晴らしい一本を、大切にして頂ける方にお譲り出来れば幸いです。