[Patek Philippe/パテックフィリップ]は、ドレスウォッチの最高峰として、時代を超えて愛され続けるカラトラバのラウンドケースを生み出し、現在でも独自の存在感を放っています。時計製造の全工程を一貫して行うマニュファクチュールであり続ける姿勢は、多くの時計ファンにとって憧れの象徴です。

今回は、1950年代に製造された希少なスクエアケースモデル、Ref.2475のご紹介です。繊細な曲線を描くドロップラグが、柔らかなクラシック感を演出しています。注目すべきは、手間のかかるエナメル象嵌によるパテックフィリップのロゴ、色調の切り替えを際立たせる輪郭ラインと6時位置のスモールセコンドライン等、当時の高級時計ならではの技巧が随所に光ります。小ぶりながらも圧倒的な存在感を放ち、細部までパテックフィリップのこだわりが詰まった一本です。

ムーブメントは、1946年から1965年まで長期間にわたって製造された手巻きキャリバー10-200を搭載。厳格な基準を誇る[Geneva Seal/ジュネーブシール]の認定を受けており、高精度はもちろん、美しい縞模様のコート・ド・ジュネーブ(Geneve Stripes)が施され、パテックフィリップの多くのドレスウォッチに採用されてきた名機です。

レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーマットのブラックをセッティング。今回の販売に際し、2024年11月に取得したアーカイブもご購入時にお渡しいたします。

年代特有のエナメル象嵌ダイヤルが美しく、パテックの美意識と職人技が結晶した、ヴィンテージならではの深い味わいと奥行きを備えた素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。