廃番ボーイズモデル
[Audemars Piguet/オーデマ ピゲ]は、1875年創業の歴史ある高級時計ブランドです。精密さはもちろんのこと、信頼性の高さにも定評があり、製造から販売までを一貫して自社で行う数少ないマニュファクチュールの一つです。独創的で複雑な時計作りを得意とし、19世紀のパリ万博などで成功を収め、世界三大高級時計メーカーの一角として広く知られています。
今回は、腕時計デザイナーの巨匠である[Charles Gerald Genta/ジェラルド・ジェンタ]が手掛け、世界的な潮流を生んだ名作[Royal Oak/ロイヤル オーク]Ref.15000SAのご紹介です。本モデルは総販売本数がわずか940本(AP Chroniclesより)とされる希少なモデルで、袖口に収まりやすい33mmのコンパクトなサイズ感が特徴。現在では生産終了となった貴重な一本です。ステンレス製ケースにビス留めされたイエローゴールド製の八角形ベゼル、そしてタペストリー模様が施されたゴールドダイヤルが調和し、堅牢さとラグジュアリー感を兼ね備えたデザインが魅力です。独特な一体型ブレスレットの形状が生む堅牢な設計は、現在でもスポーツラグジュアリーの象徴的存在として高く評価されています。
ムーブメントは、ジャガールクルト製のキャリバー960をベースにした、自動巻きキャリバー2140を搭載。信頼性が高く、故障が少ない上にメンテナンス性にも優れたハイスペックなムーブメントです。
ブレスレットはステンレスとイエローゴールドのコンビカラーが美しく、洗練された雰囲気を演出します。さらに、バックルのバネ板部分がAPモチーフになる以前の希少なディテールを備えています。さらに、オーデマピゲ純正ボックスとギャランティーが揃っており、大切に扱われてきたことが窺えます。ジェンタ氏が幼少期に見た潜水用ヘルメットからインスピレーションを得た、機能美と唯一無二の優雅さを兼ね備えた時計です。是非、店頭にてご覧ください。