ドレスウォッチの最高峰と称され、ラウンドケースの完成形として今なお特別な存在感を放つ[Patek Philippe/パテックフィリップ]の[Calatrava/カラトラバ]。この象徴的なコレクションを生み出した功績は、時計史において特筆すべきものです。マニュファクチュールとしてのこだわりを貫く姿勢は、多くの時計愛好家を魅了し続けています。
今回は、ヴィンテージパテックの中でも特に高い人気と評価を誇る名作、Ref.570のご紹介です。名機"Ref.96"のラージサイズとして1938年に誕生し、クラシックな輪郭を保ちながらも、当時としては大胆な36mmというケース径のモデルです。現代の視点から見ても非常にバランスの取れたプロポーションを有し、ドレスウォッチの頂点と言われています。今回はその中でも、流通数が極めて限られているホワイトゴールド製ケースの、ひときわ希少性の高いモデルです。フラットなベゼルと美しく引き締まったケースラインが織りなす洗練されたフォルムに、ドルフィンハンドと砲弾型バレットインデックスが絶妙な調和を見せ、時計全体は控えめでありながら、揺るぎない品格を感じさせてくれます。
ムーブメントは、手巻きキャリバー27SCを搭載。スイス時計の伝統と文化を継承し、厳格な検査基準をクリアした[Geneva Seal/ジュネーブシール]を取得した高品質ムーブメントです。縞模様のコート・ド・ジュネーブ(Geneve Stripes)が施され、美しさと精密さを兼ね備えた仕上がりとなっています。
レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーのシャイニーブラックをセッティング。当時のオリジナルの証であるAW社の刻印が施された、貴重なホワイトゴールド製の純正尾錠も付属しています。さらに、メーカーアーカイブを2024年11月に取得しておりますので、ご購入時にお渡しいたします。
無駄のないデザイン、緻密なディテール、そして控えめながらも確かな存在感。そのすべてが、パテックフィリップという名門の哲学と美意識を体現した、まさに"ドレスウォッチの完成形"と称するにふさわしい逸品です。是非、店頭にてご覧ください。