[Patek Philippe/パテック フィリップ]のドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースの手本として現在でも際立つ存在感を放ち続ける[Calatrava/カラトラバ]。この象徴的なモデルを生み出した功績、そして一貫してマニュファクチュールであり続けるブランドの姿勢は、多くの時計ファンの憧れです。

今回は、その中でも希少なステンレス製ケースを採用したモデル、Ref.3580のご紹介です。ゴールド素材が主流だった当時において異彩を放つ存在で、個性的なフォルムから“UFOケース”の愛称で親しまれたモデルです。中でも、立体感のあるクッションケースにエングレービング(手彫り金属加工)が施され、質感の高さが際立ちます。光の角度によって表情を変えるブルーダイヤルと、立体感のあるバーインデックスが相まって、唯一無二の存在感を演出しています。

ムーブメントには、厳格な検査基準を誇る[Geneve Seal/ジュネーブシール]の認定を受けた自動巻きキャリバー350を搭載。[ペリフェラル巻き上げ/Peripheral winding]と呼ばれる自動巻きローターを外周にベアリング化することで薄型を実現し、リューズをケース裏側に配置したことで、これまでにない左右対称の美しいデザインが可能になった革新的なムーブメントです。特殊時計を得意としていたルクルトが裏蓋リューズをすべて手巻きで展開していたのに対し、パテックは自動巻きにこだわり、最高峰ブランドとしての哲学を感じさせます。

レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーのシャイニーブラックをセッティング。さらに、希少なステンレス製のパテックフィリップ純正尾錠が付属しています。今回の販売にあたり、2025年4月にメーカーアーカイブを取得しております。さらに、2009年5月と2024年12月に行われたメーカー修理明細書を、ご購入時にお渡しいたします。

ユニークなケースデザインと洗練された色調が絶妙に調和し、フォーマルからカジュアルまで、さまざまなシーンで腕元を印象付けてくれる素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。