廃盤メンズモデル
1839年にスイス・ジュネーブで創業した[Patek Philippe / パテックフィリップ]。ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースのお手本として今なお特筆した存在感を放つ[Calatrava/カラトラバ]を生み出したその功績。そして、マニュファクチュールであり続ける姿勢が、多くの時計ファンの憧れともいえる存在です。
今回は、透き通るほどに美しく輝きが冴え渡るカラトラバRef.2573のご紹介です。大人の品格が宿るイエローゴールドのケースに、ドレスウォッチらしく繊細なペンシルハンドとバーインデックスで、腕元を印象的に際立たせてくれる逸品。特筆すべき点は、1960年代前半までのパテックフィリップや[Vacheron Constantin/ヴァシュロンコンスタンタン]などに見られる、ダイヤルのロゴが盛り上がった"エナメル象嵌(象眼)"であることです。彫金師がコンマ数ミリを手作業で削り、そこにエナメルを流し込み約900度で焼き固められるという稀有な製法が用いられたディテールです。
ムーブメントには、手巻きキャリバー10-200を搭載。1946年から1965年までの間に製造され、最も厳しいとされる検査基準を持つ[Geneva Seal/ジュネーブシール]を通過した、同ブランドを代表するムーブメントの一つです。
今回の販売に当たり、メーカーアーカイブを2022年10月に取得しておりますので、お買い上げの際にお渡し致します。
レザーブレスには、パテックフィリップ純正のクロコダイルレザーのシャイニーブラックがセッティングされ、貴重なイエローゴールド製純正尾錠も付属いたしますので、併せてご愛用いただくことをお勧めいたします。小ぶりなサイズでありながらも、上品で凜とした佇まいをした素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。