廃盤メンズモデル
ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースのお手本として現在でも特筆した存在感を持ち続けている「Calatrava / カラトラバ」を生み出した、「パテックフィリップ/Patek Philippe」。マニュファクチュールであり続けるブランドの姿勢は、時計ファンの憧れです。
今回は、涼し気ながら華やかな印象の懐中時計[ポケットウォッチ]モデル、Ref.600のご紹介です。懐中時計の歴史は古く、1600年代には製造されていましたが、当時製造が可能な時計技師がわずかだったため、一部の王侯貴族しか手にすることのできない高級品でした。パテックフィリップは、現在でも懐中時計のコレクションを発表し続けている、数少ないブランドのうちの1つです。本個体は、蓋が無いオープンフェイススタイルで、ケースやボウ・ステム含めてプラチナ素材で作られており、インデックスにはダイヤモンドがあしらわれた贅沢な逸品。その中にも、ロゴ文字やスモールセコンドの目盛り部分は希少なエナメル象嵌(象眼)仕様に、スモールセコンド内部は同心円状の溝を付ける、”レコード引き”とも言われるコンセントリック加工になっているなど、職人の技が光ります。ダイヤルには経年による変化も感じられますが、リーフ針などのディテールも含め、当時の趣を感じることのできる素晴らしいモデルです。
ムーブメントは、キャリバー17-140を搭載。細やかな面取りが施された磨き上げられた各パーツや、コート・ド・ジュネーブ(Geneva Stripes)からは、当時のものづくりの姿勢や仕上げをご堪能いただけます。また、600時間ものテスト時間のなか12条もの条件を全てクリアした品質規定である、[Geneve Seal/ジュネーブシール]の刻印から、最高級のムーブメントであることが証明されています。
今回の販売にあたりメーカーアーカイブを2022年2月に取得しておりますので、お買い上げの際にお渡し致します。
お好きな専用チェーンやレザーの紐等を合わせて身に着けたり、スタンドにセッティングしてインテリアにしていただくなど、幅広く楽しんでいただけます。随所までこだわりや職人の手仕事を感じる、美術品ともいえる逸品を、是非店頭にてご覧ください。