廃盤メンズモデル
[パテックフィリップ/Patek Philippe]ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースのお手本として現在でも特筆した存在感を放つ「Calatrava / カラトラバ」を生み出したその功績。マニファクチュールであり続けるブランドの姿勢は、多くの時計ファンの憧れです。
今回は、パテックフィリップの角型モデルの中心的存在だったと言える、名作キャリバーを搭載したモデル、Ref.2427のご紹介です。アールデコの概念を色濃く反映し、ブラックのミラーダイヤルが引き締まった印象を放った素敵なモデルです。拘りを魅せるパテックらしくインデックスには金を使用し、珍しい3点のローマ文字と6時位置のスモールセコンドが、ヴィンテージの魅力を格別なものへと昇華し、小ぶりながらも力強い美しさを感じさせてくれます。
ムーブメントは、パテックの中でも名作キャリバーである9-90を搭載。腕時計の歴史おいて、古くから形状は基本的に丸型でしたが、1930年代、時計の世界は芸術的なアールデコの色が強くなり、次第に角型や変形のものが作られ、ムーブメントも角型が必要となってきました。しかし角型ムーブメントは輪列の配置等がとても難しく、各メーカーの製作は困難を極め、その中で1934年にキャリバー9-90を製作。精度が安定し完成されたムーブメントを創り上げ、1934年から33年間も作り続けられた、異例のロングセラーで最高峰の精度を誇る、角型時計用の名キャリバーとなりました。
メーカーアーカイブを2021年10月に取得しておりますので、お買い上げの際はアーカイブもお渡し致します。
レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーベルトのシャイニーブラックをセレクト。イエローゴールド特有の高級感とアールデコ時代の独特な空気感を漂わせ、伝統的で最上級のエレガンスを演出した至極の逸品を是非店頭にてご覧ください。