廃盤メンズモデル
「パテックフィリップ/Patek Philippe」ドレスウォッチの最高峰であり、ラウンドケースのお手本として現在でも特筆した存在感を放つ「Calatrava / カラトラバ」を生み出したその功績。マニファクチュールであり続けるブランドの姿勢は、多くの時計ファンの憧れです。
今回は、そのパテックフィリップが長きに渡り展開した、名作キャリバーを搭載したRef.2427のご紹介です。ソリッドゴールド製のレクタンギュラーケースから伸びた太いラグが、強い存在感を演出し、アールデコの概念を色濃く反映したモデル。ヘアライン加工の美しいシルバーダイヤルに、1950年代という時代の特徴を感じさせる、6時位置のスモールセコンドが、ヴィンテージの魅力を格別な物にし、いつ見ても素敵な時計と感じさせられます。
ムーブメントは、パテックの中でも名作キャリバーである9-90を搭載。腕時計の歴史おいて、古くから形状は基本的に丸型でしたが、1930年代、時計の世界は芸術的なアールデコの色が強くなり、次第に角型や変形のものが作られ、ムーブメントも角型が必要となってきました。しかし角型ムーブメントは輪列の配置等がとても難しく、各メーカーの製作は困難を極め、その中で1934年にキャリバー9-90を製作。精度が安定し完成されたムーブメントを創り上げ、1934年から33年間も作り続けられた、異例のロングセラーで最高峰の精度を誇る、角型時計用の名キャリバーとなりました。
今回の販売に当たりメーカーアーカイブを2019年11月に取得しておりますので、お買い上げの際はアーカイブもお渡し致します。
レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーベルトのブラウンをセレクト。ソリッドゴールド特有の高級感とヴィンテージらしい独特な時代の空気感を漂わせ、アールデコのデザイン性も感じられる至極の逸品を是非店頭にてご覧ください。