メンズモデル
モデル名のインヂュニアはドイツ語で「エンジニア」を意味しており、パイロットウォッチの名作である「マーク11」の民間用として、電磁波の影響が起こりやすい職種の方々向けとして創られた、高耐磁性を誇る、IWCを代表するコレクションモデルの一つです。
今回は、1955年に誕生したIWCを代表するシリーズの第2世代と呼ばれるRef.866Aのご紹介です。サンドブラストとサンバーストを組み合わせた様な綺麗なダイヤルや文字盤の素材に「金」が使用されていることを示す、「シグマ/σ」マークが6時下に表記された、素材にも強い拘りが感じられる素晴らしいモデルです。巻上のし易い大き目の魚リューズと裏蓋は14角のスクリューバック、さらにはオールドインターファンの心を擽る、秒針の先端に長方形のポインター通称「炉端焼き秒針」も健在で、目にする人を魅了してくれる逸品です。
ムーブメントは、ハック機能を表す「B」を末尾に有する、キャリバー8541Bを搭載。「ペラトン式自動巻き/Peraton Automatic」85系の最終形モデルで、23:45と24:00を行き来する事で日付の早送りもできる高い実用性と巻き上げ効率が高くメンテナンス性にも優れた、IWCの技術者『アルバート・ペラトン/Albert Peraton』の名が今でも残る名機です。
ブレスレットは、貴重なIWC純正ブレスを付属。ロレックス等の高級ブレスレットも製造してきた、「Gay Freres/ゲイフレアー」社製の手の込んだ7連巻き込みブレスレットで、非常に魅力的な存在です。間違いなく現代には存在しない貴重なディテールの揃った、至極の一本を是非お手に取ってご覧ください。