[Patek Philippe/パテックフィリップ]。ドレスウォッチの最高峰として、またラウンドケースの模範として、現在も特別な存在感を放ち続けている名作[Calatrava/カラトラバ]。その歴史的功績は計り知れず、マニュファクチュールとしての姿勢を貫く同ブランドは、時計愛好家たちの憧れの的です。

今回は、ヴィンテージパテックならではの趣と、気品が見事に融合したモデル、Ref.2450のご紹介です。35mm径の端正なラウンドケースに、フラットベゼルとスモールセコンド付きのエナメル象嵌(象眼)ダイヤルが映える、パテック黄金期を象徴するモデル。1960年代までに見られる立体的なロゴ表記など、ヴィンテージならではの味わい深いディテールが随所に残ります。ドルフィンハンドやバレットインデックスが奥行きのある表情に、細部まで妥協のない仕上がりが魅力で、短命ゆえに現存数は少なく、特にセンターセコンド仕様と比べて流通の少ない希少なスモールセコンド仕様。静かな存在感を放つ、真のヴィンテージウォッチです。

ムーブメントは、耐震装置付きの手巻きキャリバー12-400を搭載。薄型でありながら高い精度と実用性を兼ね備え、多くのパテックフィリップの名作モデルにも採用された信頼性の高いキャリバーです。時計愛好家の間では"キャリバー12-400までがオールドパテック"とも語られ、このモデルが持つ歴史的・象徴的な価値を物語っています。

ブレスレットには、貴重なイエローゴールド製のブレスレットをセッティング。パテックフィリップ純正ではありませんが、ヴィンテージの一点物と思われる逸品で、素材のラグジュアリーさとスポーティなデザインが見事に調和し、本体と絶妙なバランスを生み出しています。今回の販売にあたり、アーカイブを2025年6月に取得しておりますので、ご購入時にお渡しいたします。

バランスの取れた美しいラウンドケースに、しなやかな曲線を描くラグが優雅な印象を添え、現代の視点から見ても完成度の高い素晴らしいデザイン。程よい品格と確かな存在感を備え、時代を超えて人々を魅了する貴重なモデルです。是非、店頭にてご覧ください。