高級馬具工房として1837年に創業したエルメスには、ブランドの象徴である「馬」をモチーフにしたアイテムが数多く存在します。馬はエルメスにとって単なる動物ではなく、創業以来受け継がれる伝統、クラフツマンシップ、そして優雅さを体現する存在です。ジュエリーにおいても「シュバル（Cheval＝馬）」のモチーフはたびたび登場し、力強さと気品を兼ね備えたデザインで人々を魅了してきました。

今回ご紹介するのは、そんなシュバルモチーフを大胆に取り入れたヴィンテージリング。幅広のワイドバンドフォルムに、立体的なシュバルを浮き彫りで施した重厚感のあるデザインです。浮き彫りは立体感を生み出すために素材を贅沢に用いて仕立てられており、シルバー925の確かな存在感を堪能できます。ホールマークにはミネルヴァ、フランス公認の工房マーク、そして「HERMES」の刻印が確認でき、1970?80年代頃の作品であることが推測されます。

エルメスのルーツを映し出し、ブランドが大切にしてきた調和とエレガンスを象徴する特別な一点。素材とデザインの確かさから、長くご愛用いただける一生もののリングです。是非店頭にてその魅力をご覧ください。