エルメスの革製品は、卓越したクラフツマンシップと厳選された素材によって生み出され、長い歴史の中で培われた技術が息づいています。その始まりは1837年、創業者ティエリー・エルメスがパリに開いた馬具工房に遡ります。頑丈で美しい馬具は王侯貴族にも愛用され、その卓越した技術は早くから高く評価されていました。この時代に培われた革加工技術は、現在のエルメスのバッグや靴、財布などの製品にも受け継がれています。
今回ご紹介するのは、ボックスカーフ製オックスフォードシューズです。フォーマルな装いにはもちろん、エレガントなカジュアルスタイルにも取り入れられ、時代を超えて愛される逸品といえます。オックスフォードシューズの起源は、17世紀のスコットランドやアイルランドに遡ると言われていますが、現代的なスタイルとして定着したのは19世紀のイギリス・オックスフォード大学です。当時の学生たちが伝統的なブーツから、より履きやすい短靴へと移行し、徐々に現在の形が確立されました。
本製品には、革の最高峰とされるカーフスキンを使用しており、しなやかで柔らかく履き込むほどに足に馴染む質感と、美しい光沢、耐久性を兼ね備えています。エルメスの革製品は、熟練職人によって丁寧に仕立てられ、細部に至るまで精密な手仕事が施されています。その縫製や仕上げの美しさは、エルメスのクラフツマンシップを象徴しており、長く使える芸術品としての価値を持っています。まさに「一生モノ」といえるでしょう。ぜひ店頭で、その品質を直接お確かめください。