1837年にティエリー・エルメスによって設立されたブランドエルメスは、当初、高品質な馬具の製作を専門としていました。時が経つにつれ、エルメスはさまざまなラグジュアリーアイテムを展開するようになりましたが、常にその馬術の伝統を大切にしています。そんなエルメスの歴史の中で生まれたのが、「ロカバール」。
このデザインは、19世紀頃に競走馬が身に着けていたブランケットから着想を得たもので、ライダーとその愛馬、愛犬をエレガントに包み込むイメージを表現しています。「Rocabar(ロカバール)」という名称は、フランス語の "Rug à barres"(縞模様のラグ)に由来するといわれ、エルメスの馬用ブランケットのデザインをベースにした、クラシックなストライプ柄が特徴です。エルメスは馬具工房として創業し、高品質な鞍や馬具を製造していましたが、1890年代には馬衣の製作も手掛けるようになり、これが「ロカバール」の起源となっています。
今回ご紹介するのは、その伝統を受け継ぐ「ロカバール ポンチョ」。まるでブランケットのような柔らかなテクスチャーとレザーの異素材コンビネーションは纏うだけでスタイリッシュな印象に。一枚で主役級の存在感を放ちつつ、エルメスを主張しすぎない上品さも兼ね備えています。また、インテリアとしてソファやチェアに掛けるだけで空間を洗練された雰囲気に演出。性別を問わず楽しめる洗練されたデザインもポイントです。ぜひ、店頭でその魅力をお確かめください。