廃盤メンズモデル
1955年に誕生した[Ingenieur/インヂュニア]は、その名がドイツ語で「エンジニア」を意味することからもわかるように、技術者のために設計されたモデルです。誕生以来、一貫して高い耐磁性能を特徴とし、この分野における象徴的な存在として名声を築いてきました。2023年に発表された新作モデルによって再び大きな注目を集めたインヂュニアは、その魅力が耐磁性だけにとどまらず、デザインや機能性など多岐にわたる点でも評価されています。
今回は、メインケースが14KYG製、裏蓋がステンレス製の初期モデル、Ref.666ADのご紹介です。やわらかく上品なアイボリーカラーのダイヤルには、筆記体ロゴのみが配され、ヴィンテージ感が漂う風合いのある多面カットのバレットインデックスで、クラシカルでオーセンティックな魅力を際立たせています。防水性を表す通称「魚リューズ」が、リアル魚と呼ばれる初期タイプであることもポイントです。程よい重厚感と、すっきりとしたシンプルなフォルムが、時計全体に上質な存在感を与えています。
ムーブメントは、IWCの名技術者[Albert Peraton/アルバート・ペラトン]が設計した、自動巻きキャリバー8531を搭載。デイト表示がセンター寄りに配置された、いわゆる「寄り目デイト」が特徴的で、巻き上げ効率に優れたペラトン式自動巻き機構により、耐衝撃性やメンテナンス性にも優れています。
レザーブレスには、当店オリジナルのゴートレザーのブラックをセッティング。さらに、貴重なキャップゴールド製のIWC純正尾錠も付属します。
無骨な中にも随所に品格が感じられる、非常に魅力的な時計です。是非、店頭にてご覧ください。