1837年に高級馬具工房として創業したエルメスには馬にちなんだアイテムが多数あります。
1927年にエルメス初のジュエリーラインを発表した後には、それまで革製品だけであった馬モチーフがジュエリーやアクセサリーにも加わっていきます。

今回ご紹介するアイテムは、エルメスのHがモチーフになっているキーホルダー。
Clou de Selle(クルー・ド・セル)のエングレービング入りメタルビーズをレザーコードでつないで、エルメスのHを描いています。
Clou de Selle(クルー・ド・セル)とは鞍(サドル)に打たれる釘のことを指します。
また、Sellier(セリエ)とも呼ばれるClou de Selle(クルー・ド・セル)シグネチャーはその他エルメスのアイテムでも人気があり、馬具やサドルに打たれた釘にも実際にエングレービングされています。
Sellier(セリエ)とはエルメスの中でも特定の優れた技法やその技術をもつ職人を意味していて、このシグネチャーの名称が「優れた職人の代名詞」ともなるセリエの名で呼ばれていることに、エルメスの技術や関わる人への敬意が伺えます。
ミニマルで洗練されたデザインは、コーディネートに加えても邪魔にならずファッションを格上げしてくれます。