高級馬具工房として創業したエルメスは馬具金具の制作技術を後のエルメスジュエリーへと活かしていきました。
2011年に発表されたクリストフ・ルメール氏によるキャンディコレクションは、それまでのシンプルで洗練されたラグジュアリーブランドのイメージから一転、エルメス史上最もポップで鮮やかな登場となりました。それまで無かった鮮やかなバーキンバッグやケリーバッグは大注目されましたが、コレクション内で隠れた名品ともいえるキャンディリングは、ヴィンテージエルメスジュエリーの中では類を見ない色味が特徴です。
アシンメトリーなバンドのモチーフから構成されていて、中央にあるH文字がクリソプレーズプレートで強調されています。クリソプレーズは産出量が少ないため価値が高いといわれており、強運を引き寄せる天然石としても知られています。
またイエローゴールド製のキャンディリングは珍しく、希少品といえます。是非店頭でご覧ください。