1837年、ティエリー・エルメスによって馬具工房として創業されたエルメス。創業当初より「長く使える高品質なものづくり」を追求し、厳選された素材を用いることで、その哲学を受け継いできました。近年ではサステナビリティにも力を入れ、可能な限り環境負荷を抑えた生産方法を採用しながら、製品の耐久性を高めています。アパレルアイテムにおいてもその姿勢は変わらず、動物福祉に配慮した倫理的なカシミヤ調達を実施しています。

今回ご紹介するのは、イタリア製のカシミヤニットカーディガン。イタリアには世界最高峰のカシミヤメーカーが揃い、伝統技術と最新の加工技術を融合させた極上のカシミヤを生み出しています。カシミヤはもともと優れた保温性を持つ素材ですが、イタリアのカシミヤは特に繊維の品質が高く、暖かさがありながらも軽くムレにくいという特性を備えています。

こちらのカーディガンの表面には、やぎ革（スウェード）によるパッチワークが施されており、異素材のコンビネーションが特徴的なデザインとなっています。 この細やかな縫製には、エルメスが誇る卓越した職人技が生かされています。やぎ革は、しなやかで柔らかく強度が高いのが特徴です。特にスウェード加工されたやぎ革は、きめ細かく滑らかな質感を持ち、上品で洗練された印象を演出します。また、長年愛用することで風合いの変化を楽しめるのも魅力のひとつです。極上のカシミヤと、やぎ革スウェードのパッチワークが織りなす洗練された一着をぜひ店頭でご覧ください。