廃盤メンズモデル
1904年に、ファッションリーダーとして知られるブラジル人飛行家のアルベルト・サントス=デュモンが、三代目当主のルイ・ジョゼ・カルティエに「飛行機の操縦中に時間を見るのが困難だ」と相談したことがきっかけで製作された「Santos/サントス」。懐中時計のように取り出す必要がないという実用性の高さが画期的で、世界初の腕時計となりました。
今回は、カルティエ史において重要な系譜を持つモデル[Santos Dumont/サントスデュモンLM]Ref.78098のご紹介です。100年以上経った今でもカルティエを代表するモデルシリーズで、70年代の[Louis Cartier Collection/ルイカルティエコレクション]にて発売された貴重なモデルです。飛行機の機体のビスをモチーフにデザインされたイエローゴールドケースに、70年代に見られるPARIS表記のホワイトローマンダイヤル、職人の手によって焼き入れされたことで絶妙な光沢を放つブルースチールハンドやサファイヤカボションリューズ等、さり気ない装飾美を演出。時計という精密機械の技術に、伝統の宝飾技術を融合させた素晴らしいモデルです。
ムーブメントは、キャリバー78を搭載。卓越した精度と耐久性を持ち、メンテナンス性の高さは勿論の事、ETAベースの名機キャリバー78-1にアップデートされる前の、70年代前半の短い期間のみ製造された貴重なムーブメントです。
レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーのシャイニーブラックをセッティング。バックルはサイズ調節の出来ないイエローゴールド製・初期型ヴィンテージ[Deployant Clasp/Dバックル]が付属しております。レザーブレスのサイズ調整が出来ませんので、お買い上げのお客様でサイズの合わない方には、無料にてレザーブレスを御作り致します。隠し文字の無いダイヤルとキャリバー78を搭載している事から、1973年から展開されたルイカルティエコレクションの初期モデルと推測できる逸品。あらゆる物事からインスピレーションを受け創造してきた、カルティエらしいモデル。エレガントでありながら機能美を併せ持ち、伝統をも感じさせてくれる至高の一本を是非店頭にてご覧ください。