廃盤メンズモデル
[IWC/International Watch Company]。1868年に創業された、スイスの伝統と言っても過言ではない時計産業と、アメリカの生産技術を融合させたメーカーです。高精度の証でもあるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、軍用時計等の名機を多く輩出。質実剛健なデザインと卓越した技術力で、優れた時計製造を続けてきました。
今回は、シンプルなデザインながらも程良く存在感のあるRef.648Aのご紹介です。当時としては大ぶりな36㎜の端正な顔付きのビッグステンレスケースに、サンバースト仕上げが施されたシルバーダイヤルで、シーンを選ばずご着用いただける意匠。60年代に多く見られる、鋭く尖った形状のドルフィンハンドと、砲弾型のバレットインデックスの組み合わせで、正に質実剛健さを感じさせてくれる逸品です。
ムーブメントは、ペラトン式自動巻きキャリバー8531を搭載。デイトがダイヤルの中央近くに配置される、通称[寄り目デイト]と言われる仕様。キャリバー853(1958年~)にデイト機能が加わり、巻き上げ効率が良く耐久性にも優れた、同ブランドの技術者[Albert Peraton / アルバート・ペラトン]の名が残るムーブメントです。
レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーのネイビーをセッティング。印象深く強い存在感でありながら落ち着きのある端正な表情で、同年代に存在する[インジュニア]の1stモデルRef.666にも似た、36.5mmの大きなステンレス製ラウンドケースの重厚で存在感のある一本。フォーマルな装いにはもちろん、カジュアルスタイルも格上げしてくれる素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。