廃盤レディースモデル
天文台コンクールが行われたことで知られる、時計の歴史を語る上で欠かせない土地の名を冠した[Geneve/ジュネーブ]。後にジュネーブ州が[州内で組み立てられた製品でなければ呼称を認めない]と規定し、同時期にオメガがジュネーヴの工房を閉鎖したため、1970年代に廃盤となったモデルです。
今回は、大人の日常をスマートに演出をしてくれるRef.566.012のご紹介です。サンバースト仕上げが施されたシルバーダイヤルには特筆すべき劣化が見られず、光を反射すると美しい輝きを放ちます。墨入れされたペンシルハンドとバーインデックスにより、軽やかさと力強い存在感を兼ね備えた一本です。
ムーブメントは、自動巻きキャリバー684を搭載。1971年に製造が開始され、ジュネーブを含む高性能なレディースモデルに多く採用されました。メンズモデルに搭載された自動巻きムーブメントのディテールを、レディースモデルなどの小さいサイズに落とし込むことは、高度な製造技術とコストが必要であり、現在では製造不可能とされる貴重なムーブメントとなっています。
ブレスレットには、ステンレス製のオメガ純正メッシュブレスをセッティング。シンプルで普遍的なデザインが魅力の、知的な雰囲気を漂わせた素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。