廃盤メンズモデル
グランドセイコーは世界最高級の腕時計を作り出すという決意から1960年に誕生し、1967年に展開したモデル[44GS]より、グランドセイコーのデザイン理念[Seiko Style/セイコースタイル]を確立。"光"を最大限に意識し、日本の美を表現したと言われている、その美的感覚やシルエットは、現在に至るコレクションの多くに継承されています。
今回は、非常に高精度な時計として知られた希少なモデル、Ref.6185-8021[61GS VFA]のご紹介です。"VFA"は"Very Fine Adjusted"の略で、国際クロノメーター規格を上回る独自の規格で特別調整し、当時の機械式時計最高の精度を誇った貴重なモデルです。グランドセイコーならではの洗練されたデザインと、コンパクトで控えめな存在感は、汎用性が高く、様々なシーンでご愛用頂けます。
ムーブメントには、自動巻きキャリバー6185Bを搭載。熟練の調整師によって、”特別調整”された超高精度ムーブメントで、"日差"が常識の機械式腕時計の中で、初めて"月差"表示し、"時計立国日本"を世界に知らしめた貴重な存在です。しかし、1970年代にセイコー自身が開発したクオーツ式腕時計の世界的普及によって、機械式グランドセイコーは1998年まで市場から姿を消すこととなります。
レザーブレスには、当店オリジナルのゴートレザーのネイビーをセッティング。"いつかスイス製に負けない実用時計を送り出す"この精神と誇りを持ち、セイコーヴィンテージの中でも特に流通量の少ない至高の逸品。そんな歴史的なモデルでありながら、主張を抑えた静かな顔立ちで、さり気ない違いを演出してくれる素敵な時計です。資料としてしばらくの間はNot for Saleとさせて頂きます。是非店頭にてご覧ください。