廃盤メンズモデル
1868年に創業された、[IWC/International Watch Company]。スイスの伝統とも言うべき時計産業と、アメリカの生産技術を融合させたメーカーです。高精度の証でもあるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、軍用時計等の名機を多く輩出。質実剛健なデザインと卓越した技術力で、優れた時計製造を続けてきました。
今回は、スタイリッシュで知的な雰囲気を感じさせてくれる、端正なラウンドケースのRef.1818のご紹介です。サンバースト仕上げにより輝きを放つシルバーダイヤルと、IWC特有のソードハンドとバーインデックスの組み合わせで、着こなしにすっと溶け込む柔軟さを感じさせる素晴らしいデザイン。[Pearl drop/パール・ドロップ]手法を用いて作られたミニッツマーカー等、細部に至る作り込みからも職人の拘りが伝わってきます。アプライドのIWCロゴと筆記体で表記された、ダブルロゴのブランド名に加えて、魚リューズもしっかりと保ち、オールドインターならではの魅力を楽しめる一本です。
ムーブメントは、手巻きキャリバー89を搭載。1930年代初頭からIWCの主力であったキャリバー83の骨格を用いて、1945年に[Albert Peraton/アルバート・ペラトン]が開発しました。コート・ド・ジュネーブ(平行に施された縞模様)の美しさも兼ね備えた、小型かつ薄型ムーブメントとしての地位を確かなものにした名機です。
ブレスレットには、多くのブランドにブレスレットを供給していた[Gay Freres/ゲイフレアー]社製のステンレス製7連巻き込みブレスレットをセッティング。バックルにはIWCのビッグロゴ、板バネ部分にゲイフレアー社の鹿マークが刻印された、貴重なディテールの揃った個体です。ミニマルなデザインながらも、程良い存在感を演出してくれる素敵な時計です。是非、店頭にてご覧ください。