廃盤メンズモデル
[IWC/International Watch Company]は、スイスの伝統技術とアメリカの先駆的な機械生産技術を融合させ、1868年に創業した、その名の通り世界的なスイスの時計会社です。優秀の証であるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、軍用時計等の多くの名機を輩出。質実剛健なデザインと卓越した技術力で、優れた時計の製造を続けてきました。
今回は、当時としては大振りの36mmステンレススチール製トノーケース、Ref.R1819ADのご紹介です。筆記体と共に現在でも使用されるアプライドの”IWC”ロゴが入る二重併記と、サンバースト加工が施されたシルバーダイヤルの綺麗なモデルです。視認性の高いペンシルハンドと墨入れされたバーインデックス、更にはミニッツマーカーに金属のボールが埋め込まれている等、職人気質を感じるディテールも健在。それら全てが、IWCらしく腕時計として妥協なく本質を追求した、シンプルな美しさの際立つモデルであると言えます。
ムーブメントは、キャリバー8541Bを搭載。ハック機能を表す「B」を末尾に有する、「ペラトン式自動巻き/Peraton Automatic」85系の最終形モデルです。23:45と24:00を行き来する事で日付の早送りもできる、使い易く実用性の高いIWCの歴史的発明のムーブメントでもあります。
ブレスレットには、ロレックス等の多くのブレスレットを製造してきた、「Gay Freres/ゲイフレアー」社製の7連巻き込みブレスレットがセッティングされております。季節や気分等に合わせて、革ベルト等に変えて楽しんで頂くこともお勧めです。当時は革ベルトのモデルが多い為、ステンレスブレス自体が少なく、バックルにはIWCのビッグロゴ、板バネ部分にゲイフレアー社の鹿マークが刻印された、貴重なディテールの揃ったモデルです。現行モデルにはないオールドインターの特徴や魅力を、より体感できる素晴らしい逸品です。是非店頭にてご覧ください。