メンズモデル
[IWC/International Watch Company]は、1868年に創業された、スイスの伝統とも言うべき時計産業と、アメリカの生産技術を融合させたメーカーです。高精度の証でもあるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、軍用時計等の名機を多く輩出。質実剛健なデザインと卓越した技術力で、優れた時計製造を続けてきました。
今回は、IWCの代表モデル「Ingenieur/インヂュニア/インジュニア」の1stモデルとされるRef.666ADのご紹介です。インナーケースを含めた二重構造の為、肉厚で堅牢なフォルムで、放射線技師等の専門家に向けた、IWC初の民間用耐磁時計として1955年に誕生し、現在まで続いている名シリーズです。その中でも、風格のある綺麗なアイボリーダイヤルで、60年代初頭より主流となったシルバーダイヤルへと変わる以前の、貴重な初期モデルです。勿論、オールドインターのシンボルでもある、品の良い筆記体ロゴのみの表記に、バレットインデックスやドルフィンハンド、魚リューズも健在。ミリタリーウォッチの名作「Royal Air Force Mark11 / ロイヤルエアフォースマーク11」を基に開発されたモデルらしく、力強く、端正な顔立ちをした素晴らしい時計です。
ムーブメントは、キャリバー8531を搭載。日付の小窓がダイヤル中央側に配置される、通称「寄り目デイト」がヴィンテージならではのディテール。高い巻上げ効率で、耐衝撃性やメンテナンス性にも優れた設計の名機です。
ブレスレットは、ロレックス等の様々な高級ブレスレットを製造し、後にロレックスに買収された「Gay Freres/ゲイフレアー」社製の、貴重なIWCボールロゴの入った純正7連巻き込みブレスレットがセッティングされております。スイス・チューリッヒの老舗高級宝飾店[Turler / チューラー]のネームが入った特注モデルで、武骨ながらも随所に品の良さを感じさせる逸品を、是非店頭にてご覧ください。