廃盤メンズモデル
[IWC/International Watch Company]は、1868年に創業された、スイスの伝統とも言うべき時計産業と、アメリカの生産技術を融合させたメーカーです。高精度の証でもあるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、軍用時計等の名機を多く輩出。質実剛健なデザインと卓越した技術力で、優れた時計製造を続けてきました。
今回は、ステンレススチール製ラウンドケースの、堅牢な雰囲気の中に知性も感じさせるRef.R820Aのご紹介です。サンバースト仕上げをされた綺麗なシルバーダイヤルと、多面カットにより光を放つドルフィンハンドとバレットインデックスで、スタンダードでありながらも存在感を放ち、様々なシーンで活躍できる一本です。ダイヤル外周のミニッツマーカーは、金属球を一つ一つ埋め込む「パールドロップ手法」で作られていることや魚リューズ等、細部に至る作り込みからも職人の拘りが伝わってきます。
ムーブメントは、自動巻きキャリバー8541Bを搭載。名機キャリバー854にデイト機能を加えた、「ペラトン式自動巻き/Peraton Automatic」85系の最終形モデルです。23:45と24:00を行き来することで日付の早送りもできる、使い易く実用性の高い歴史的発明のムーブメントでもあります。
レザーブレスには、Accurate Form社製台座付きスエードレザーのブラウンをセッティング。台座を装着すると装着感がとても良くなり、時計が直接手に触れない為、金属アレルギーがある方にもお勧めです。精悍な顔つきで、力強さとスマートさを併せ持ち、時代を超えた魅力に溢れた時計です。是非店頭にてご覧ください。