廃盤メンズモデル
カルティエの大ヒットシリーズである[Must de Cartier / マスト ドゥ カルティエ]の元となる、Must deの文字が入らない、1970年代に登場した希少性の高いモデルです。[Louis cartier collection / ルイカルティエコレクション]のスタートと同時に生産を終了したモデルだと思われます。
今回は、カルティエらしいディテールが詰まったレクタンギュラーモデルRef.12のご紹介です。サイドラインに段差を設けたステップドケースとオニキスゴールドローマンダイヤルが一番の魅力で、均整のとれた高いデザイン性も感じられる逸品です。ケースのヴェルメイユ加工はマストシリーズと同様ですが、初期モデルにのみ見られる、特徴的な尖った砲弾型サファイアカボションリューズがセッティングされている事も、注目すべき大切なポイントです。
ムーブメントには、キャリバー78-1へと変化する前のキャリバー78を搭載。とてもシンプルな2針手巻きムーブメントですが、ETAベースということもあり、安定性やメンテナンス性においても優れたムーブメントです。
レザーブレスには、当店オリジナルのクロコダイルレザーのシャイニーブラックをセッテイング。貴重な当時の純正尾錠も付属しておりますので、共にお使いいただくことをお勧めいたします。当時のモデルには珍しく、現在にも通ずるサイズ感ですが、クラシカルでありつつ洗練された美しさも感じさせてくれる、素晴らしい時計です。是非お手に取ってご覧ください。