1853年創業の[Tissot / ティソ]は、スイス時計の中心地であるル・ロックルで「本物の時計」を創り続け、「antimagnetic / アンティマグネティック」耐磁時計を創った功績もある大きな存在です。オメガと共同した過去があり、高品質で耐久性の高い自社ムーブメントを搭載した腕時計は、どこかオメガの腕時計との共通性を感じさせます。

今回のご紹介は、角度によって光輝くブルースティール加工されたリーフハンドが印象的なモデルです。ヘアラインの綺麗なゴールドダイヤルに、外周のレイルウェイとアラビア数字のシンプルながらに強い存在感を感じさせる素晴らしいデザインです。12時側にアンティマグネティックと記載された名の通り、耐磁仕様も兼ね備えております。

ムーブメントは、キャリバーSC27を搭載。1940年代より展開され、様々な仕様変更を繰り返しながら60年代まで製造された名機です。オメガのキャリバー26.5との類似点が多くあり、1930年世界大恐慌によりスイス時計産業も衰退していく中、自社の生産ラインを提供した背景から共同開発されたかと推測されます。

レザーブレスには、アキュレイトフォルム社製オープンエンドタイプのオイルレザーブラックをセレクト。1940年代特有の、バネ棒にあたる部分がラグに溶接されているタイプですので、オープンエンドタイプのベルトのみご使用できるモデルとなります。ベルトのオーダー作成もお受け致しますので、お気軽にお問い合わせください（有料）。

年代特有のデザインから感じさせる趣が、大人の魅力と個性を引き立ててくれる、素敵な時計です。是非店頭にて御覧ください。