ボーイズモデル
当時の非常に小ぶりだったレディースモデルより、男性的な30mmケースにバージョンアップする事で、当時の女性達は勿論、メンズモデルが35mmを超えた時代に小ぶりなスポーツモデルを好む男性もターゲットに据えたボーイズサイズ。生産量も少なかった為、世界的に見ても絶対数の少ないシリーズであり、とても貴重な存在。その中でも「Oyster Speedking / オイスタースピードキング」は最も人気の高いモデルとして存在し、現代ファッションとしても好ましいモデルでもあると言えます。
今回は1958年製造、ヴィンテージロレックスの大きな特徴である、ミラーダイヤルがセッティングされたRef.6420のご紹介です。この時代ならではのクラシカルで渋いシルバーアルファハンドとバーインデックス、そして多くのロレックスファンを魅了してきたギルトダイヤルとも呼ばれる光沢のあるダイヤルが、経年劣化もなく、美しい艶感のある風合いに目を奪われてしまいます。表面を光沢に仕上げたことで、針が浮かび上がるかのように高い視認性を実現し、文字盤上で最高のコントラストを演出。現在のロレックスには無い抜群のディテールを持ち、腕時計としても優れた存在感の強い一本です。
搭載されたムーブメントは、手巻きキャリバー1210(1215)。プレシジョンシリーズ等の手巻きモデルに使われた信頼性の高いムーブメントで、厚みがなくケースがコンパクトにスタイル良く収まるのも魅力の一つです。
ブレスレットは、王冠マークの飛び出した様なデザインが特徴的な通称’デベソバックル’のSS3連デベソリベッドブレスレットを付属。記載は有りませんが、製造年等からブレスナンバー7205であると思われます。本体もブレスレットも単体で出てくる事が、極端に少ない個体同士をセッティング。異彩を放つ至極の一本を是非お手に取ってご覧ください。