廃盤メンズモデル
[IWC/International Watch Company]は社名が表しているように、アメリカの洗練された機械生産技術を融合させた、1868年に創業したスイスの時計会社です。革新的な製造技術を導入したことで、軍用時計等の多くの名機を輩出。優秀の証であるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、堅実な時計製造を続けてきました。
そんなIWCの中でも特徴的なRefR815ADのご紹介です。筆記体と共に現在も使用されるアップライトの”IWC”ロゴが入る二重表記と、綺麗なヘアライン加工が施されたシルバーダイヤル。特徴的な形のワンピースケースは裏からの防水性に高く、実用性に優れた仕様です。アワーマーカーに墨入りされた立体的なバーインデックスと、美しい形状のソードハンド針やIWC特有である、外周のミニッツマーカーのドットポイントは、ダイヤルに金属のボールを埋め込んだ[パール・ドロップ/Pearl drop]手法と言われる、職人気質が宿る素晴らしいディテールも健在。全てのパーツが視認性を考慮し、立体的に作られた素晴らしいデザイン。特徴的な丸い曲線のケースと丸みのあるプラスチックドーム風防が、お洒落な印象も感じさせてくれます。
ムーブメントは、ロービート5.5振動の「ペラトン式自動巻き/Peraton Automatic」キャリバー8541Bを搭載。末尾の「B」はハック機能を表します。IWCの技術者『アルバート・ペラトン/Albert Peraton』の開発した、名機キャリバー853(1958年~)にデイト機能を載せた、21世紀まで受け継がれたIWCの歴史的発明のムーブメントです。大きな特徴として、自動巻きローターの鉄の芯よりも摩擦による耐久性を保つ意図として、受け石にルビーを使用、23:45と24:00を行き来する事で日付の早送りもできるので、使い易く実用性の高い、優れたムーブメントです。
レザーブレスには当店オリジナルのアニリンゴートスキンレザーベルトのグリーンをセレクトしております。特殊なケースデザインの中にもIWCらしさを感じさせてくれる、面白味のある逸品です。是非お手にとってご覧下さい。