廃盤メンズモデル
[IWC/International Watch Company]は社名が表しているように、伝統的なスイスとアメリカの洗練された機械生産技術を融合させ、1868年に創業したスイスの時計会社です。革新的な製造技術を導入したことで、懐中時計、軍用時計、多くの名機を輩出。時計業界の先端を行くブランドとなり、優秀の証であるクロノメーター規格よりも厳しいとされる社内規格を持ち、堅実な時計製造を続けてきました。
今回ご紹介のRef.R1312は、1963年頃製造の時計の世界では珍しいスナップバック式レクタンギュラーケース。サンバースト仕上げの綺麗なシルバーダイヤルには、立体的なバーインデックスとペンシルハンド、全てのデザインが視認性を考慮し、立体的に作られた素晴らしいディテール。イエローゴールド製のシンプルで落ち着きを感じさせるケースデザインが格別な雰囲気を感じさせます。
ムーブメントは、手巻き式キャリバー421を搭載。綺麗なコート・ド・ジュネーブが施された、美しい薄型の手巻きキャリバーとしての確かな地位を確立した名機と言われる存在です。
1979年クオーツショック、オイルショックを背景に、ジャガー・ルクルト社の[ジャガー社]に買収されたことにより、オールドインター自社製の手巻きムーブメントの製造は、1978年をもって終了されることとなります。複雑な時代背景があるからこそムーブメントのレベルの高さは勿論の事、オールドインターとしての心惹かれる魅力が詰まっている存在だと言えます。
レザーブレスには当店オリジナルのゴートスキンレザーベルトのブラウンをセレクト。筆記体のロゴが現行にはない雰囲気を醸し出し、時計として”品格とアンティークらしさ”を感じさせてくれる素敵な時計を是非お手にとってご覧ください。