廃盤メンズモデル
時計史に欠かせない、特別に6時側に入った「Geneve / ジュネーヴ / ジュネーブ」の文字。言わず知れたスイスの南端に位置する時計の聖地の名称。主にペットネームの無いモデルに記載をしていた歴史があるが、ジュネーヴ州が「州内で組立された製品でなければ認めない」と規定した事、そしてジュネーヴの工房を閉じた事により、1970年代で途絶えたモデルです。
今回ご紹介のRef162.010は、1970年頃製造されたモデル。綺麗な形のスクエアーケースにサンバースト加工の施されたシルバーダイヤルに、立体的なバーインデックスとバーハンドも墨入りされ、視認性を考慮されたパーツデザインからオメガの素晴らしいディテールを見て取る事が出来ます。勿論、風防レンズの透かしと竜頭のΩマークも健在。そして特徴的な曲線美も感じられる四角いケースが、時代性特有の表現をそのままに残し、とてもお洒落な印象を感じさせてくれます。
ムーブメントは、リューズを二段引きすると、日付が瞬間で変わるクイックチェンジを採用している、キャリバー500番台の最終モデル、キャリバー565を搭載。デビルやシーマスター等の多くのモデルに搭載された、信頼性が高くメンテナンス性に優れたムーブメントなので、末永くご愛用頂ける一本です。
レザーブレスには当店オリジナルのアニリンゴートスキンレザーベルトのグリーンをセレクトしております。 60~70年代のデザインは時代性の特徴が強く、今見ても新鮮で面白味のある時計です。是非店頭にてご覧ください。