ボーイズモデル。
当時の非常に小ぶりだったレディースモデルより、男性的な30mmケースにバージョンアップする事で、当時の女性達は勿論、メンズモデルが35mmを超えた時代に小ぶりなスポーツモデルを好む男性もターゲットに据えたボーイズサイズ。生産量も少なかった為、世界的に見ても絶対数の少ないシリーズであり、貴重な存在です。「Oyster Speedking / オイスタースピードキング」はボーイズサイズの中で最も人気の高いモデルであり、現代のファッション感覚で見た時にも好ましいサイズの個体です。
今回ご紹介のRef.6421は、この時代ならではのクラシカルなシルバーアルファハンドとバーインデックス、そしてグロッシーギルトダイヤルとも呼ばれる、光沢の残るダイヤルは、心なしかトロピカルに退色を果たしており、美しい風合いに目を奪われます。表面を光沢に仕上げたことで、針が浮かび上がるかのように高い視認性を実現し、腕時計としても優れた存在感を放つ一本。すべての組み合わせが際立ち、現在のロレックスとの違いを感じさせる抜群のディテールです。
搭載されたムーブメントは手巻きキャリバー1210(1215)。プレシジョンシリーズ等の手巻きモデルに使われた信頼性の高いムーブメントで、厚みがなくケースがコンパクトにスタイル良く収まるのも魅力の一つです。
ブレスレットは大冠マークの飛び出した様なデザインが特徴的な通称’デベソバックル’を付属しております。本体もブレスレットも単体で出てくる事が少ない逸品でセットアップされた、至極の一本を是非お手に取ってご覧ください。