メンズモデル
1884年、スイスのサン・ティミエに工房が設立されたのが[ ブライトリング / Breitling ]のルーツ。クロノグラフ・複雑時計製作の才能に長けていた創業者のレオン・ブライトリングは、展覧会で多くを受賞し、『クロノグラフのスペシャリスト』として発展し続け、[ Top Time / トップタイム ]や[ スプリント / Splint ]等の、様々な専門分野で優れたクロノグラフを製作。名門ブランドとして世界に知らしめました。
今回はそんなブライトリングの代表的モデルである、伝説のパイロットウォッチRef.806「Navitimer / ナビタイマー」3rdモデルのご紹介です。特に人気の高い希少な存在である「Reverse Panda Gilt Dial / 逆パンダダイヤル」は、表面を光沢に仕上げたことで、針が浮かび上がるかのように高い視認性を実現。インダイヤルに施された細かな加工や、二機の飛行機が重なったロゴに変更された事も、このモデルの重要なポイントです。ケースは発売当初から変わらない41mmのスナップバック式ケースで、より使いやすさを追求しコインエッジの様に刻みの深い仕様となった両回転式ベゼルの重要なディテール。そしてロゴ部分以外全てが段落ちしており、複製不可能な構造なので、現行では感じられない趣のある深い味わいを楽しむことができる希少性の高い一本です。
ムーブメントは、有名なクロノグラフムーブメントメーカー[Venus Manual Winding Chronograph / ヴィーナス社製手巻きクロノグラフ]キャリバー178を搭載。一部ではバルジュー7736が搭載されたモデルも存在しますが、製造当初から使用された、この伝説的な機械を搭載している事は大きなポイントです。
レザーブレスは、カシス社製アリゲーターレザーベルトのブラックをセレクト。現在でも感じられる美しさは、管制塔レーダーが無かった時代に、この時計により速度や燃費を計算し空を飛び続けられた、完成された"機能美"であると言えます。2019年のバーゼルフェアで高い再現性にて復刻された事から、時計史において如何に重要なモデルであるかを知る事が出来る大きな存在です。是非お手に取ってご覧ください。