廃盤レディースモデル
時計史に欠かせないオメガのモデルの中でも特別に6時側に入った「Geneve / ジュネーヴ / ジュネーブ」の文字。言わず知れたスイスの南端に位置する時計の聖地の名称。主にペットネームの無いモデルに記載をしていた歴史があるが、ジュネーヴ州が「州内で組立された製品でなければ呼称を用いることを認めない」と規定した事、同時期にオメガがジュネーヴの工房を閉じた事により、1970年代にで途絶えたモデルです。
今回ご紹介のRef.562.005は、1970年頃製造、サンバースト仕上げの美しいシルバーダイヤルと黒く細いペンシルハンド、墨入りされた立体的なバーインデックスが、視認性も良く、清涼感も感じさせるシャープな印象の一本です。プラスチック風防の中央にΩの透かしマークが入り、リューズにもΩマークがあり、ケースコンディションがたいへん良く、約50年経過した物とは思えないコンディションです。
ムーブメントは自動巻きキャリバー681を搭載。オメガのレディースやボーイズモデル自動巻きデイト機能の多く使われたムーブメントであり、信頼性も高くメンテナンスもパーツが豊富に存在する為、末永くお使いいただけます。当店がレディースオートマチックに注目する理由は、小さなケースサイズにも関わらず、メンズと同じディテールである事から、製造コストが高く、現代では製造不可能なアイテムとして考えております。
今回はとても貴重な純正ボックスとΩマークが特徴的な純正尾錠も付いた最高の状態。シンプルでとても綺麗な時計です。レザーブレスにはCassis社製リザードレザーブレスのブラックをセレクトしております。是非店頭にてご確認ください。