廃盤メンズモデル。
1853年創業の[Tissot / ティソ]は、スイス時計の中心地であるル・ロックルで「本物の時計」を創り続け、「antimagnetic / アンティマグネティック」耐磁時計というジャンルを創った功績もある大きな存在。そして早くからオメガと共同した過去があり、高品質で耐久性の高い自社ムーブメントを搭載した腕時計は、どこかオメガの腕時計との共通性を感じさせます。
今回のモデルは、かなり珍しいRef71402-2の[ ソノラスアラーム / Sonorous Alarm ]のご紹介です。手の込んだ造りのドルフィンハンドと特徴的な形のクサビインデックス、光の当たる角度によって輝きが変わる様に細かくカッティングされ、視認性を考慮されたデザインとして造られています。しかもサンドブラスト仕上の美しいダイヤルが、経年による褐色により程よいアイボリーに変色したことにより、美しい存在感を放っています。
搭載されているムーブメントは、キャリバー25.6-821は1957年製造スタートされた手巻きアラームムーブメントであり、2つゼンマイ式の素晴らしく魅力のあるムーブメントです。使い方:①二時側リューズを巻き上げる(アラーム用ゼンマイ巻上げ) ②4時リューズを時計回りに回すとアラーム針が時針と一緒に回るので、予定時間に合わせる ③二時側のアラームリューズを引き出す(アラームオン)、12秒間にも渡るアラーム音を発する様になっています。
信頼性高く高品質であるブランドとして存在し続け、オメガとの共通とされる裏側には、1930年代、世界大恐慌によりスイス時計産業も衰退していく中、自社の生産ラインを提供することで、オメガからのムーブメント供給のコストダウンに成功させた過去もあり、だからこそムーブメントの仕上を見る限りオメガ製ムーブメントに類似し、共同開発されたと推測されるものが多く存在します。だからこそ長い期間にブランドとして存在することの深い歴史がここにある訳です。
レザーブレスには当店オリジナルのゴートスキンレザーベルトのブラックをセレクトしております。全体的に素晴らしいコンデョションです。 ビジネスからフォーマルまで様々なシーンで活躍できる、素晴らしく精悍の顔立ちをした時計です。ぜひ店頭にて御覧ください。