メンズモデル。
20世紀初頭は時計工房をパリに持ち、本国生産をしていたカルティエの時計事業。時代の流れに逆らえず、スイス生産が主流となりましたが、その誇りを取り戻すかの様に後に生産された「MADE IN FRANCE」の特別なモデル。タンク、トーチュと同様に、100年以上の歴史のあるデザインで、もっとも古いウォッチスタイルのひとつである「Tonneau/トノー」。
今回ご紹介させていただくRef.A10は、モデルの最大の特徴である、ダイアルの上下でふたつの時刻を示し、独立したリューズで時刻調整ができる2タイムゾーン表示のモデルで、それぞれ別々の時刻を表示するように時差の設定が出来るので、旅行や、お仕事上の海外との取引等にも有効に使うことができます。今現在多くの時計で使われているGMT機能の要点を、この時計で表現するところはカルティエならではと言えます。
トノー(樽型)として形は細長く湾曲し、腕に沿って最上のフィット感を与えるソリッドゴールドのケースに、美しいローマンダイヤルとブルースチール針、PARIS表記と2つのサファイアカボションリューズ。様々なクラシックなディテールが盛り込まれており、モダンウォッチのパイオニアと絶賛されるカルティエらしい、洗練されたドレス要素も感じさせてくれる時計であり、独特な感性でエレガントに創り上げた、正にカルティエだからこそできるデザイン。ケース幅は横幅26mm、縦幅が46mmあり、腕につけた時の美しいアールを魅力的に演出しておりサイズ感の素晴らしい一本です。
90年代のヴィンテージモデルで、レザーベルトはカルティエの純正品Usedに純正尾錠が付いておりますので、ご購入のお客様には無料にてお好きな素材でベルトをお作り致します。ぜひ店頭にて御覧ください。