メンズモデル
ルクルトのレベルソの誕生と同じ、1931年にタンクシリーズとして新たにデザインされた名作「Tank Basculante / タンクバスキュラント」。反転すると言う意味を持つこのタンクは、当時の腕時計としては画期的なデザインであり、スポーツシーンでの使用や、使わない時にはダイヤルを裏面にしておく、そんなライフスタイルを反映したアイテムとして発売されたモデルです。
今回ご紹介のRef.2390/W1011355はタンクバスキュラントのラージモデル、2001年に復刻されたモデルであり、ルイカルティエコレクションは勿論、CPCPにも加えられていない事から、それ以前には復刻されていない物と思われます。素材はステンレスケースでサイズも25.5mmとサイズアップがされており、レクタンギュラーデザインですのでタンクルイよりもかなり大きく感じると共に、12時側のサファイアカボションが良いポイントになっております。ダイヤルはカルティエの中でも定番であり、タンクらしさを感じられるホワイトローマンダイヤルに、高級モデルなどに見られるギョウシェ加工を施した逸品。全ての美しい特徴が揃い、そしてルクルトのレベルソと同じくして、「裏返せるタンクが存在していた」という非常に興味深い一本です。
搭載されたムーブメントは、CPCPと同じくして上質な手巻式ムーブメントに拘り、高級手巻きムーブメントである「フレデリックピゲ/Frederic Piguet」製のキャリバー060を掲載。パテックフィリップがルクルト社以外として選び、パテックの名機となるベースキャリバーを制作していた名マニファクチュール。コートドジュネーブの美しさや、精度への拘りにまで完成度の高さも感じさせる、その素晴らしいマニファクチュールが製造したムーブメントなので、信頼性も高く、安心して末永くお使いいただけます。
レザーブレスには当店オリジナルのクロコダイルレザーブレスのブラックをセレクトしております。純正Dバックルが付属している事からも解る通り、非常に保存状態が良く末永くご愛用頂けます。タンクと同じくシンプルなディテールなので、オンオフ問わず幅広く対応してくれる実用性の高いモデルです。是非店頭にて御覧ください。