廃盤ボーイズモデル
ビンテージロレックスのダイヤルに入った「Oyster Speedking Precision / オイスタースピードキングプレシジョン」の文字。オイスターケースの素晴らしさは勿論の事、「正確、精密」と言う意味を持つプレシジョンは、時計の精度を競い合っていた時計業界の中で、主にクロノメーター認定を受けていないモデルに使われた歴史があり、認定をパスしていなくても、高い精度をと信頼性を持つムーブメントである事を示す為につけられたシリーズ名です。ボーイズサイズのロレックスの中で、スピードキングは得にお勧めのモデルです。
今回ご紹介のRef.6430Mは、1962年頃製造の固体であり、当時の非常に小ぶりだったレディースモデルから、より男性的な30mmケースにバージョンアップする事で、当時の女性達は勿論、メンズモデルが35mmを超えた時代に小ぶりなスポーツモデルを好む男性もターゲットに据えたボーイズサイズです。一番売れたシリーズとは言えない為、世界的に見ても絶対数の少ないシリーズ。ミラーダイヤルの輝きも保たれており、アルファハンド、バーインデックスも良いエイジングを見せております。
搭載されたムーブメントは手巻きキャリバー1210(1215)を搭載、プレシジョンシリーズ等、多くの手巻きシリーズ使われた信頼性の高いムーブメントで、ケースの厚みがかなり薄く収まりの良さも魅力の一つです。
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