50年代の「Two register chronograph / ツーレジスタークロノグラフ」。メーカーはホイヤーと合併した当時のクロノグラフ時計業界においては一目置かれた存在であり、今でこそ『無名クロノグラフ』と呼ばれてしまうであろうブランド「LEONIDAS / レオニダス」です。タグ社とホイヤーレオニダス社が合併する事により、その名前は消える事に成りましたが、1841年に創業した、時計史にしっかりと名の刻まれた名時計メーカーです。ムーブメントは「ランデロン / Landeron」キャリバー248。5振動の手巻きクロノグラフには当時としては最新の機能であったインカブロックがセッティングされており、操作に関しては、2時側でスタート、4時側でストップ/リセットとなっており、非常に珍しい操作性を見せております。リダンダイヤルですが、歴史を感じるに足りる一本です。